2008年12月29日月曜日

2008年度のライブ終了

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offBEATライブにお越し下さったみなさまありがとうございました。
昨日は機材搬入の為に車で向かったのですが途中大渋滞に巻き込まれてしまいました。
危うく開始時間に間に合わないところでしたが奇跡的に環七の手前ですっと渋滞が消え無事にたどり着くことができました。
日野から下北沢まで二時間! 疲れた……。



ぼくは久しぶりにベースの松枝氏と二人だったので最近演ってなかった曲などを中心に。
今年一年良く歌っていた曲もエフェクターを使っていつもよりハードに演りました。
藤井貴子とのステージは今年一年の総まとめと来年に向けての新しい試みなど。





マウンテン・ダルシマーを制作したことが切っ掛けで、ぼくと藤井の二人は今年一年の間にたくさんのアパラチア音楽や英国トラッドの資料を手に入れました。
ぼくはメイベル・カーターのギター奏法を基礎から勉強し直したり、オート・ハープも熱心に練習していますし、藤井はダルシマーの練習はもちろんのこと、無伴奏バラッドの歌唱を研究したりしています。
昨夜もその成果をちょこっとだけお披露目しました。
画像はカーター・ファミリーの「Wildwood Flower」を演奏しているところ。
渡さん聴いててくれたかな?



先日のかけこみ亭に続いて昨夜もオールドタイム・ミュージックを演奏されているというフィドルとギター奏者の方がダルシマー目当てにお越し下さいました。

しばらくライブ活動を休止しているというミュージシャン友達が来てくれていて、ぼくらの演奏を聴いてまたやる気になったと言ってくれました。よかった!



2008年度のライブはすべて終了しました。
今年一年応援ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします!



2008年12月23日火曜日

『かけこみ亭にて』 第三夜 終了

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『かけこみ亭にて』 第三夜にお越し頂いたみなさまありがとうございました。
ぼくは久しぶりにバンドで演りました。エレキギターを弾きましたよ。



081222_2『かけこみ亭にて』 第三夜、トップバッターはハニワニバイシクル
ハニワニとは昨年7月以来の共演。
ギター、ボーカルのミチヲさんは、時々ぼくのバックでもギターを弾いてくれています。
ベーシストが加入してからのライブは初めて見させて貰いましたが、とてもかっこ良くて良かったです。
3ピースになったことでミチヲさんのやりたいことが明確になったように思いました。


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2番手は藤井貴子
いつものようにぼくもサポートで参加。
今回は特別にバンドでも数曲やってみました。
このように盛りだくさんのステージだったのでダルシマー演奏が一曲だけになってしまいましたが、ご自分でダルシマーを作ったことがあるという方がダルシマー奏者が出演すると聞きつけて来て下さいました。
今年はダルシマーのおかげで色んなことが広がった一年だったなあ。


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トリはあおやぎとしひろバンド。
メンバーはベースに松枝秀生、ドラムに柿沼朋音、ギターに大沼ミチヲ、アコーディオンにくみこ。
今年一年は弾き語りばかり演って来たので、久しぶりのバンド演奏を楽しみにしていました。


リゾネーター・ギターで弾き語りを続けて来たことはバンドで演奏するときにも生きているようで、以前よりノリが大きくなったように思います。
長い間ステージでエレキ・ギターを弾くことを躊躇していたのですが、リゾネーター・ギターで色々と実験をしているときにふと閃いたことがあり、エレクトリックでやって見ようと思えたのです。
これもリゾネーターでやって来たおかげ! ひとつ吹っ切れた感じがしています。


さて! 今週土曜日は今年最後のライブ!(詳細はコチラ
藤井貴子とは最近一緒に取り組んでいることを少しお披露目しようと思っています。
来年にはもっと広がって行くでしょう。
ぼくは久しぶりにベースの松枝秀生さんと二人で演奏します。
こちらも初披露が……!
たくさんのご来場をお待ちしております!


2008年12月19日金曜日

Lord Bateman



記事をほぼ書き終わったところで操作ミスしてしまって全部記事が消えてしまった……。
気を取り直して書き直します。





ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズ(以下NLCR)初期のメンバーのトム・ペイリーが脱退後に結成した"Old Reliable String Band" (試聴:iTunes Storeへリンクします。以下同様)のレコードを手に入れました。

B面5曲目にメンバーのロイ・バークレーのギター弾き語りで「Lord Bateman」という歌が収録されています。
Young Beichanという別名でも知られるこの曲のルーツはスコットランドのバラッド。
ちなみにチャイルド・バラッドの53番です。





英国生まれの若きベイトマンは、船に乗りあちこちを旅してまわっていました。
ある日フランスの(アパラチア地方ではトルコ)王によって投獄されますが、王の娘(ソフィア、イザベルなど)に助けられ、ベイトマンは娘との結婚を約束し立ち去ります。
しかし、いつまでたってもベイトマンは戻って来ませんでした。
ベイトマンが別の女性と結婚することを聞いた娘は、彼の元へと旅立ちます。
そして…。

色んなバリエーションがありますが、大体の内容はこんな風。



現存する最古の録音は1908年オーストラリアのピアノ奏者で作曲家のパーシー・グレインジャーによって収録されました。
歌い手の異なるものが2つあるそうですがそのうちのひとつジョゼフ・テイラーが歌ったものは、コンピレーションCD「Hidden English」(試聴)で聴くことができます。
ノルウェーの作曲家グリーグの作曲法に影響されたパーシーは、エジソンの蝋管蓄音機を用いてイギリス各地の民謡を収集し、譜面に残しました。



その後もLord Batemanは歌い継がれ、英国のイワン・マッコールやA.L.ロイド、米国ではジーン・リッチーやポール・クレイトンなどによって録音されました。他にはニック・ジョーンズ(聴いてみたい!)やジューン・テイバーなども。



本来バラッドというものは口承伝承なので当たり前と言えば当たり前なのですが、ぼくが聴くことのできた幾つかのバージョンはそれぞれに歌詞もメロディも異なります。
ジョゼフ・テイラー、イワン・マッコール、ジーン・リッチーらのバージョンは無伴奏で民謡音階とでも言うべき独自の旋法を用いて歌われています。
パーシー・グレインジャーと同時代の研究家セシル・シャープがアパラチアで記録したある曲なんて21種類ものバリエーションが存在するらしい。



NLCRも1966年にリリースした "Remembrance of Things to Come"(試聴) というアルバムにLord Batemanを収録しています。
ライナーノーツによると、NLCRもロイ・バークレーも、国会図書館のため1943年2月12日にテネシー州ハロゲイトにてプリーズ(Pleaz)・モブレーというバラッド歌手によって録音されたものをソースとしているらしいのですが、NLCRバージョンはマイクのマンドリンとトレイシーのギター伴奏で歌われていてリズムも軽快で、ロイ・バークレーのギター弾き語りバージョンとはずいぶん印象が違います。



ケンタッキー州マンチェスター生まれのモブレーのバージョンはギターの弾き語りのようなのですが残念ながら音源を見つけることができなかった。
かつて国会図書館から発売されていたレコード "Anglo-American Songs & Ballads" (AFS L12)に収録されていて、オーダーすればCDが購入できるらしいのでどうにかして聴いてみたいところです。



と長々書いて来ましたが実はここまでは前フリ。
以下に続く……。




高田渡さんの「すかんぽ」という歌があります。
ぼくも二年前くらいから良く歌わせてもらっていますが、どうも渡さんロイ・バークレーが歌うのを参考にしたようなのです。
ギターのリズムも、歌のメロディのフレージングもドンズバでした。


「すかんぽ」の歌詞はドイツの詩人リンゲルナッツの手によるもので、植物のすかんぽを擬人化し、その人生に思いを馳せるといったような歌です。

何年前だったかな、この詩が現地ではどのように受け入れられているのか、渡さんがドイツを訪ねるというテレビ番組がありました。
リンゲルナッツの詩は今でも若者にも愛読されていて、「すかんぽ」にメロディをつけて歌うバンドも紹介されていました。
ただドイツでは植物に感情をもたせるなんていう発想は滑稽なことで、「すかんぽ」の詩はユーモアとして受け入れているのでした。
すかんぽの人生を哀れだと思い感傷的になってしまうのは日本人的な発想なのかも知れない。
その思いを歌にしてみたいと思うのが渡さんらしいのかな。


いずれにせよ元歌と渡さんが歌う「すかんぽ」に全く関連性はありません。
以前、長谷川集平さんは渡さんの歌についてこんな風に指摘していた。


渡さんはもとの歌の良さを日本語で伝えることを最初から放棄している。
結果的に、もと歌は素材に過ぎないような扱いに終わっている。


この集平さんの指摘にぼくも同意する。
いずれぼくなりの高田渡トリビュートを作りたいと思っていて、少しづつ資料を集めたりしながらその準備をしているのだけれど、渡さんのルーツを深く探ろうとすればするほど何度もそこにぶちあたってしまうことがあって残念に思う。

渡さんが拾い損ねていたものを丁寧に拾って行こうと思う。
そしていつかそれが形になればいいなと思っています。


2008年12月18日木曜日

火鉢



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今年の冬はこんなものを楽しんでいます。
実はすごく欲しいなあと思っている鉄瓶があるのですが、良いものはそれなりに値段が張るものでして……。
そんなわけで鉄瓶は少しづつお金を貯めて買うことにして、先に火鉢を手に入れました。



本来、火鉢は対で作られるものだったそうです。
火鉢には部屋全体を暖めるほどの能力はないのです。
手元を暖めるために、ひとつはお客さん用、ひとつは自分用。
それでも遠赤外線効果か、そばにいると顔が熱いほどです。



早く鉄瓶で湯を沸かして、旨い珈琲を飲みたいなあ。



2008年12月5日金曜日

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天気が良かったのでひとつ手前の駅で下車して、多摩川の土手を歩いて帰宅。
土手の上からiPhoneのカメラで撮影。



ぼくのiPhoneはカメラ関係のアプリケーションだらけになってしまった。
上の写真はToyCamera(クリックするとiTunesが立ち上がります)で撮影。
ToyCameraはトイカメラ風にフィルターをかけてくれるというアプリ。



音楽関係のアプリはいまいちかな。
ギターチューナーなんかは使い勝手が悪くて実用的ではなかった。
音質は悪くてもいいから、簡易MTRみたいなのが出るといいなあ。



Alice and Mike



意外に思う人もいるかも知れないが、普段は全くと言っていいほど酒を飲まない。
ぼくが飲むのは人と会うときだけで、この時とばかりしこたま飲む。
でもコーヒーは欠かせない。一日に何杯も飲む。



コーヒー豆を切らしてしまったので買いに行った。
最近気に入ったコーヒー豆を見つけたのだ。
その豆を売ってるお店は都内に数店舗しかない。
もちろんうちの近所にはないので電車に乗って買いに行く。
お目当てのコーヒー豆とインフルエンザの予防に良いと薦められたマリーゴールドのハーブティを購入。





コーヒー屋の帰り道、以前立ち寄ったことのある中古レコード屋が近くにあったことを思い出して行ってみた。
ちょっと珍しいMike Seegerのレコードを発見。
Strange Creek SingersのメンバーでもあるAlice Gerrardとのデュオ・アルバム。
Alice Gerrardは60年代にHazel Dickens & Alice Gerrardという女性ブルーグラス・デュオで活躍した人。
カットアウト盤だったのとセール中だったこともあり格安でゲット!

帰宅してからこのレコードについて検索してみると、ちょうど先月CD化されたとこだった。
オリジナル盤の14曲に、日本でのライブ音源や未発表音源をプラスした全27曲。



2008年12月1日月曜日

待降節

カトリックの暦は待降節に入りました。
カトリックの家庭ではクリスマスの飾り付けを始めます。



以前に栗のイガだらけの道の写真を掲載しましたが、今は落ち葉でフカフカ。
今朝通ってみると、蜘蛛の巣に落ち葉が引っかかっていて、遠くから見ると空中に浮かんでいるみたいだった。
虫食いのあとがちょうど十字に見えて可笑しかったので撮影してみました。



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どうでしょう? 十字に見える?



先週咲いてたりんどうを楽しみにしていたのに誰がが摘んでしまったみたいだ。
あそこに一株しかなかったのになぁ。
来年も芽を出してくれるだろうか?



2008年11月30日日曜日

葬り去られた歴史



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先日の列福式、各報道でどんな風に取り上げられるのかなと注意して見ていたのですが、テレビのニュースでは取り上げられなかったのかな。



ネットではどうだろうと検索していたら、「殉教者は宗教弾圧者でもある」というブログ記事を見つけた。
この元ネタは読売新聞の九州版の記事だった。
こんなお粗末なものが四大新聞に掲載されてしまうわけか。



この記事からは、キリシタン、仏教、当時の領主と領民などという社会の関係は全く見て取れない。
史実に基づくものではなく、ただの個人的見解にしかなっていない。



キリシタンについての資料は日本にはほとんど残っていない。
各地のキリシタン史跡を巡ってみればすぐに分かることだ。
この国にとってキリシタンの歴史は都合の悪いことだらけだから、分からないように隠してしまったのだ。
世界的なイベントとも言える今回の列福式が、我が国の報道ではほとんど取り上げられなかったというのももっともなことなのでしょう。



画像は京都の小川牢屋敷跡地。
26聖人、今回列福された京都の殉教者が捕らえられたのはここの牢。
この画像からも葬り去られた歴史が垣間見えるではないか。



ついてないなぁ……。

先日届かないと書いたCDはまだ届きません。
物は5枚組のCD。函入なので結構な大きさのはずで、どうして紛失してしまうのか全く理解できない。
各宅配便業者があれだけの管理システムを持っているのに、なぜ日本郵便にはそれができないのだろう?



今年になって郵便物の紛失は二回目。
前回紛失したものは何ヶ月もかかってやっと連絡があったけれど、結局見つからなかった。



実はここのところ、この手のトラブルばかり。
ついこの前も、某大手ショッピングサイトで注文した品物がお店のサーバーのシステムエラーの為に注文が消えてしまった。
問い合わせても埒が明かず、配送されるまでにすごく時間がかかった。



そして今日は届いたレコードが真っ二つに割れていた……。



届かないCDも、割れていたレコードもゆうメール(旧冊子小包)での配送なので何の保証もない。
レコードはゴミになってしまったし、CDも見つからなければ泣き寝入りするしかない。
ほんと、ついてないなぁ……。



2008年11月25日火曜日

恐れるな

つい先ほどペトロ岐部と187殉教者の列福式が終わりました。
Macでは閲覧できませんと書いてあったので諦めていたのですが試しにとアクセスしてみたら問題なくネット中継を見ることができました。
感動しながらパソコンのモニターをじっと見入っていました。
死よりも愛の強さを証した人達、「まるちれす」。





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これは三年前の夏に京都のキシリタン遺跡を巡礼してまわった時に写してきた画像。
この京都の殉教者も今回、福者の列に加えられました。
彼ら殉教者の生き方は現代に生きる私たちにも勇気を与えてくれます。



主は言われます「恐れるな」と。
彼ら殉教者に習い、ぼくも恐れず歩んで行こう。



2008年11月23日日曜日

りんどうの花

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本日は「王であるキリスト」の祭日。
カトリックの暦では大晦日の日にあたります。
来週からは待降節、クリスマスを迎える準備に入ります。



ミサの帰り道、路傍にりんどうの花が咲いていました。
明日は長崎で日本の殉教者188人の列福式が行われます。



2008年11月21日金曜日

頼もしいやつ

081120_4長年愛用して来たストーブが壊れたので、石油ファンヒーターを新規に購入。



今まではエアコン(またはホットカーペット)とストーブを併用していたのですが、この石油ファンヒーターは一台だけでじゅうぶん部屋全体を暖めてくれる。
石油ファンヒーター、なかなか頼もしいやつです。



ネットオークションで落札したCDが一週間を過ぎても届かない。
郵便局に問い合わせてみたところ行方不明らしい。
ぼくのCDどこへ行っちゃったのかしら?



2008年11月9日日曜日

タジ・マハールのニューアルバムにがっかり


大好きなミュ−ジシャン、タジ・マハールがデビュー40周年を記念してニューアルバムをリリースした。
ゲストにベン・ハーパー、ジャック・ジョンソン、アンジェリーク・キジョー、トゥマニ・ジャバテ、ロス・ロボス、ジギー・マーリー、イヴァン・ネヴィル。
バックをつとめるのは近年行動を共にしているファントム・ブルース・バンドや、古くからの仲間インターナショナル・リズム・バンド等のメンバー。



近年のタジの作品は精気に欠けたものが多く、一体どうしてしまったのかと心配になっていたのだけれど、今回の記念盤には本当にがっかりさせられた。
セルフ・カバーのアレンジも焼き直し的なものばかりだし、せっかくのゲスト・ミュージシャンの個性も全くと言っていいほど引き出せてはいない。



あらゆるパッションを失ってしまったかのようだ。



2008年10月23日木曜日

前蛹

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玄関の山椒の木のまわりにアゲハの幼虫が何匹か止まっていた。
毎年、初夏の青山椒を収穫したあとは、山椒の木はアゲハの幼虫だらけになる。
まだ木が小さかった頃は丸裸にされるほどだったが、今は立派な木に育ってくれたのでほっておいても平気になった。



このように蛹になる前に幼虫の姿でじっとしている状態を前蛹(ぜんよう)と言うらしい。しばらくすると蛹に変化していく。
蛹の中身はドロドロの液体なのだそうだ。



この写真はiPhoneのカメラで撮影。iPhoneのカメラは200万画素しかなくマクロ撮影も出来ない。
暗いところは苦手なようで、この写真も夕方に撮ったのだけれどあまりに暗かったので少し補正した。
何だかピントも合わせにくくて、慣れるまでに時間がかかりそう。



そうそうiPhoneと言えば付属のイヤフォンがぼくの耳の形に合わないのか、すぐに耳から外れてしまう。
iPhoneのイヤフォンはiPodの操作スイッチがマイクも兼ねていて、音楽を聴いている時に電話の着信があるとそのまま会話出来るようになっている。
手持ちの一般的なイヤフォンは使えないので代わりを探さなくちゃいけなくてちょっと困っています。



先日お願いした"i.softbank.jp"メールの件ですが、11月からdocomoやauでも受信可能になるようです。良かった。



2008年10月20日月曜日

本日

081019またひとつ歳を重ねました。
昨夜は藤井貴子さんとくみこさんが御馳走を作ってお祝いしてくれました。

今年もこうして誕生日を迎えられたことに感謝。



2008年10月14日火曜日

機種変更

081013僕が使っていた携帯電話は第二世代携帯とかいうのだそうで、何だかわけのわからん理由で使用できなくなるらしい。そんなわけで長年使っていた携帯電話を機種変更することにした。



僕はワンセグやらオサイフケイタイなんてのは必要ないので、迷うことなくiPhoneに決めました。iTunesのリモコンになったり、iPodにファイルを入れなくても遠隔地からMacの中の音楽ファイルを共有できたりと、なかなか面白いツールです。アドレス帳やスケジュールなどもMacとリンクしているのでバックアップの心配がないのも良い。



使っていた携帯が古かったせいなのか、Softbank側に問題があったのか、何故かアドレス帳が移せなかったので毎日コツコツとiPhoneに入力しています。僕はJ-フォン時代からのユーザーなんだけど、Softbankになってからどうもサービスが悪くなった気がする。



入力が終わった人から順次機種変更のお知らせを送らせて頂いているのですがSoftbank以外の方には届いていないかも知れません。
iPhoneは独自のメールアドレスになっていてパソコンのEメールと同じ扱いになってしまうのだそうです。他社の携帯電話をお使いの方でパソコンメールの受信を拒否に設定している場合にはiPhoneからのメールは届きません。お手数をおかけしますが、僕と携帯電話でのメールのやり取りがある方はi.softbank.jpのドメインを受信出来るよう設定の変更をお願いします。



【docomoの場合】



iMenu→「料金&お申込・設定」→「オプション設定」→「メール設定」と進み「メール受信設定」から「迷惑メール対策」を選び、暗証番号を入力した後、「受信/拒否設定」を選び、ステップ4でドメイン別の受信設定が出来るので、”i.softbank.jp”を登録すればOKとのこと。
※なおステップ1でソフトバンクを選んでもiPhoneは弾かれる。詳しくはコチラ



【auの場合】



「Eメール設定」→「その他の設定」→「2.メールフィルター」→「6.指定受信リスト設定」で”i.softbank.jp”を登録する。詳しくはコチラ



2008年10月3日金曜日

Weissenborn

081002_210年前にはこんなギターを所有していたことがあります。オリジナルのWeissenborn Type1です。とても乾いた良い音でした。



ステージでは滅多に披露することがありませんけれども、実はスライド・ギターも弾きます。ただ何故か歌いながら弾けないのですね…。
ボトル・ネックは今でも弾いていますがラップスタイルはバーのスラントがどうしても上達しなかったので諦めてしまいました。
そんなわけでWeissenbornも何台か所有していたエレクトリックのラップ・スティールもOahu社のを一台だけ残して手放してしまった。



昨夜のJeff Langのラップ・スティールギターの演奏とても素晴らしかったです。同様にアコースティックのラップ・スティールギターを演奏するDavid LindleyBob Brozmanのずっと先を行ってるように思いました。
あんなすごいのを見ちゃうとラップ・スティールギターまた挑戦してみたくなってしまいます。



行って来ました

081002Jeff Langのライブに行って来ました。とても素晴らしかったです。すごく刺激を受けました。
「私の音楽はゆがんだフォーク・ミュージックです」と日本語で言ってたのが言い得て妙でした。スライド奏法などの演奏スタイルもあってブルースの流れで彼の音楽を聴く人が多いのかも知れないけれど個人的にはそんなせまい箱の中に閉じ込めてしまうのはつまらないなと思う。



2月の来日公演(僕は見に行ってない)ではソロでの演奏だったそうですが、今回はベースのGrant Cummerfordとのデュオ。
JeffはDavid Churchill製作のアコースティック・ギターとラップ・スティール、そして黒のリゾネーター・ギターAirlineを、ベースのGrantはオーバル・サウンドホールのMaccaferriみたいなデザインの不思議なフラットトップ・ベースを弾いていた。
Jeffの足下にはコンパクト・エフェクターが数種、お馴染みのお手製フットストンプ・ボックスも。
巧みにエフェクターを使いこなしアコースティック・ギター一台だとは思えないサウンドを出していた。サンプラーなんかも使ってたみたい。



グラスファイバー製のAirlineは面白いサウンドだった。実物を初めて見たのですがボディ薄いんですね。あれなら軽そうだ、欲しくなってしまいました。



追記:Grantの不思議なベースはイタリアEko製でした。



2008年9月22日月曜日

七生丘陵

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ミサからの帰り道。七生(ななお)丘陵を散策しながら帰る。
高尾山の麓から神奈川県の三浦半島まで続く多摩丘陵。僕の住む日野市の辺りでは七生丘陵と呼ばれている。新選組の土方歳三も剣術の稽古に通った道。
この辺りは栗林になっていて、道には空になったイガがいっぱい。中身はどこへ行った?



携帯電話のカメラで撮影。



2008年9月20日土曜日

ぼちぼちと

まだ体調が本調子ではないので今日ものんびり。
郵便局へ行くついでに近所をブラブラと散歩したり、藤井貴子さんに頼まれていたダルシマーの調整をしたり、ストレッチしたり……そんな一日でした。
ツアーに出る前にノーマン・ブレイクとレッド・レクターが二人で演奏しているレコードを手に入れたんだけどまだちょっと音楽を聴く気分になれず。ターンテーブルの上に置いたまま。



一昨日うって貰った鍼は良く効いてる感じ。
僕はいつも体調が悪くなってからじゃないと行かない駄目な患者なので普通の鍼じゃだめだと挫刺(ざし)という強い鍼で治療して貰っている。一般的な鍼は髪の毛のように細いもので、刺しても全く痛くないのだけれど、挫刺鍼は太く本当に痛い。刺すときにブツッという音がするほどです。でも効果は抜群でこの鍼なしには僕の音楽活動はないと言っても過言ではありません。



寝違えがまだ完治しないと相談したら効果が期待できる他の方法を試してみようということで、火鍼という治療をして貰いました。火鍼というのは鍼の先をアルコールランプなどの火で焼いたものを患部に刺すという方法。挫刺鍼みたいに痛くはないが、刺す瞬間に少し痛みを感じる。
挫刺鍼や火鍼は古い施術方だそうで今ではやる鍼灸師も少ないそうです。先生が言うには挫刺鍼は即効性があり、火鍼はじわじわと効いて持続性が続くらしい。確かにそんな感じで、今日になっても肩がまだポカポカしています。でも首や肩には火鍼の痕がいっぱい。しばらく消えないらしいので女性にはお薦めできませんね。



関西生まれの僕にとって鍼は一般的なもので、あちこちに鍼灸院があったし、近所のおじいちゃんや、おばあちゃんが今日は鍼に行って来たんやという話を良く耳にしたものですが、関東ではまだまだ一般的ではないようで、鍼って良いよって薦めてもあからさまに嫌な顔をされることが良くあります。
今までに何人かの鍼灸師に治療をしてもらいましたが、僕の経験に限って言えば良い結果が出たことはあっても悪い結果が出たことは一度もないです。
もちろんそれら全てを否定するものではないけれども、病院でやってくれる電気治療なんかは効果のあった試しが無いなあ。



ここ数日ブログを見に来る人の検索ワードがJeff Langばかりなのでどうしたんだろう? と思っていたら再来日するんですね。う〜ん行きたい!



2008年9月19日金曜日

体を動かそう

昨日はいつもお世話になっている鍼灸院に行ってメンテナンスしてもらって来ました。
鍼の翌日はいつもそうなるのですが、今日は眠くて眠くて一日寝ていました。そのおかげでやっと体調が戻って来たみたい。



実は一ヶ月前にやってしまった寝違えがまだ完治していません。左肩と首に違和感があります。ツアー前にも鍼とお灸をして貰ったのですが、ツアー中の毎日の移動でまた痛めてしまった様子。
最近の僕のギターを弾いている画像を見れば気がつくかも知れませんが、体がかなり曲がって来ています。左肩が下がってる。重いギターのバランスを取っている為にいつの間にか体に負担がかかっていたらしい。けれども僕はなんとか長くこの鉄で出来たギターを弾き続けて行きたい。



鍼やお灸で持病の肩こりや腰痛を軽減させることは出来てもそれだけじゃだめなんだなということを最近になってやっと考え始めるようになりました。自然治癒能力を高める為にも体を鍛えるしかない。それで先日から腹筋や背筋を始めた。でもそれだけじゃまだ足りない。鍛えるだけじゃなく緩める方法も見つけなきゃいけないんだな。全てはバランスだ。



僕はついついストレスを溜め込んでしまう悪いクセがある。リラックスするのが下手だ。寝違えの原因のひとつに常に緊張状態が続いているからというのがあるそうだ。寝ている間にも緊張状態が続いている為に首や肩に力が入り寝違えるのだと。
前に僕の体調を心配した人から太極拳を薦められたことがある。近所の太極拳教室の場所を調べてそのままになっていたのだけれど、真剣にやってみようかなと思っている。こんな時は頭で考えていたって仕方がない。体を動かそう!



2008年9月16日火曜日

Heaven HiLLの夜

今回の旅では京都のゲストハウスへ宿泊しました。
宿泊客はみんな外国人。英語、スペイン語、聞いた事もないような色んな言語が飛び交っていました。彼らは朝の7時頃にはガヤガヤと起き出し食事を作り始めるので、僕もそれに合わせて毎朝早起きでした。真夜中に帰ってくる僕にはちょっと辛かったかな。



でも早起きは三文の得!午前中は京都の町をブラブラと散策することが出来ました。
とある通りを歩いていたらアンティークショップや古道具屋がいくつも並んでいる一角に出た。あるお店のショーウィンドウにはどうやって店内に入れたんだろう?と思うくらい大きなシロクマの剥製がありました。ふとシロクマの足下を見るとNationalのギターヘッドが見えた。真っ赤なNationalのエレキギター。会員制で夕方からしか開いてないちょっと怪しげなお店でした。あのNationalは何年もずっとああしてあそこにいるんだろうか?



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さてミニツアー最終日は大阪Heaven HiLL。
Heaven HiLLは僕らの大先輩の宮里ひろしさんが経営するお店。ひろしさんの人柄が好きで大阪ではここで歌わせてもらうことに決めている。
Heaven HiLLでのライブは約二年ぶり。ちょうどチーパーズの解散を決めソロ活動を始めた頃だったと思う。僕の演奏を聴いたひろしさんはバックをつけてやってる時の方が良いねと言う感想だった。バンドを解散し今からソロで頑張るぞ!と思っていた僕はそれを聞いてとても落ち込んでしまったのでした。



20年前に歌い始めた時、僕は一人だった。その時も今も僕の基本は弾き語りであることに変わりはありません。
バンドを始めた時には弾き語りの方がいいのにと何人もの人に言われた。生ギターにピックアップをつけエフェクターをかけたサウンドで演奏を始めた時にも何故生音でやらないのかと非難されたな。聴き手なんて勝手なものでいつも色んなことを言う。聴き手に回ったときの僕だってそうだ。
ひろしさんはきっとアンサンブルのサウンドが好きなんだろうなと思ってはみたものの、今回の僕の弾き語りをどんな風に聴いてくれるだろうかと意気込みすぎて今回のHeaven HiLLライブは不完全燃焼のまま終わってしまったような気がしている。



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藤井貴子は三日連続ライブは初めてだったらしく、リハーサルの時には少し辛そうな顔を見せていましたが、本番ではいつも通りの歌声を聴かせてくれました。
これでも緊張しているんですよと本人は言うけれど、ステージ上の彼女は何事にも動じないように見える。高田渡さんもそうだったなあ。



ライブ終演後は藤井貴子さんの友達と一緒にかるく打ち上げ。楽しい時間を過ごすことが出来ました。
それなのに僕のうっかりミス‥‥‥バスの出発時間を勘違いしていたのです。時計を見るとあと5分しかありません。藤井貴子さんの友達にも荷物を担いでもらい梅田の街を走る走る!何とかギリギリ間に合って乗り込むことが出来ました。僕のうっかりのせいでほんとにほんとにごめんなさい!



ミニツアー終了

昨夜のライブを終えそのまま深夜バスで今朝東京へ戻りました。
今回の旅も人との出会いが嬉しかったです。たまたま仕事で京都に来ていた妹と三条の道端でばったり出会ったのには驚きました。
今日はゆっくり体を休めます。おやすみなさい!



2008年9月14日日曜日

Romaria

昨夜のライブにお越し頂いたみなさんありがとうございました。会場のRUSH!は地元のお寿司屋さんが始めた新しいお店。所謂ライブハウスではないのでセッティングなど手際の悪さが気になりましたがスタッフのみなさん一人一人が楽しんで下さってるのがこちらにも伝わって来て嬉しかったです。



ライブ会場に向かう前に草津のカトリック教会へ立ち寄ってみました。きれいで可愛らしい教会です。

ブラジル音楽を専門にしている山本のりこさんという友人のシンガーに教わったRomaria(巡礼)という歌があります。

エリス・レジーナの歌唱でも知られるこの歌にはアパレシーダと呼ばれる黒い聖母像のことが歌われます。ある日川底から発見されたという黒い聖母像。沢山の人達が巡礼に訪れるのだと聞きました。

アパレシーダのご絵をのりこさんがプレゼントしてくれたことがあっていつか僕もブラジルへ巡礼しに行きたいものだなあと思っていたのでした。



草津教会の聖堂に入ってびっくり!なんとその黒い聖母アパレシーダの複製像が!あまりにびっくりして鳥肌が立ちました。

なぜ黒い聖母像が作られたのか詳しいことは分かっていないそうですが、数は少ないものの世界各地に見ることが出来ます。確か日本にもあったはず。

草津でのライブは急遽決定したのですがこのアパレシーダに出会うために呼ばれたのかなあと思うと不思議な気持ちがしました。



さて今回の小ツアーも今夜が最終日。大阪のみなさんお待ちしてま〜す!



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2008年9月13日土曜日

拾得終了

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雨の京都です。

昨夜のライブにお越し頂いたみなさんありがとうございました。

僕がケースからナショナルを取り出すのを見た拾得のテリーさんに「ギターそれだけ?」と言われたので「これだけです」と答えると「潔いな」とひとこと。そんな風に思ってもらえるのはとてもうれしいです。



滋賀に向かうまでにはまだ時間があるので久しぶりに京都の町をぶらぶらして来ます。



2008年9月11日木曜日

旅支度

クリス・ウィートリーを聴きながら旅支度。
今夜の深夜バスで京都へ向かいます。関西のみなさんどうぞよろしくお願いしますね。



玄関の外灯にアシナガバチが大発生。この季節にはよくあることだそうだ。
アシナガバチは我が家の小さな家庭菜園を荒らす芋虫などを捕獲してくれる頼もしいやつ。スズメバチとは違ってちょっかいを出さない限り刺されることはないらしい。
しかしさすがに大量の蜂の真下を抜けていくのは恐い。ごめんよと言いながら殺虫剤を撒いた。
今朝になって様子を見に行くと玄関先に落ちたアシナガバチはまだ手足をバタつかせていた。何と言う生命力!
今日も数匹の蜂が集り始めた。あんなところに巣を作られると困るなあ……。



2008年9月2日火曜日

秋の小ツアー

秋も藤井貴子さんと関西小ツアーをやることになりました。
以前にブッキングでお世話になったKOBUちゃんのおかげで急遽滋賀でのライブも決定しました。
沢山のご来場をお待ちしております!



●2008年9月12日(金)京都「拾得
京都市上京区大宮通下立売下ル菱屋町815
TEL: 075-841-1691 19:00〜
ライブ・チャージ:1500円 (要オーダー)



●2008年9月13日(土)滋賀草津「RUSH!
滋賀県草津市野村2-5-9
TEL: 077-562-7926 19:00〜
ライブ・チャージ:1500円 (要オーダー)
共演:OGG



●2008年9月14日(日)大阪「Heven HiLL
大阪市北区堂山町7-18 伊勢屋ビル3F
TEL: 06-6315-7776 19:00〜
ライブ・チャージ:1500円 (要オーダー)



2008年8月9日土曜日

Jeff Langのギター

これが昨日書いたJeff Lang愛用の樹脂製のギター。レゾグラスというシリーズでリゾネーター以外にエレクトリック・ギターも販売されていた。この映像では素の音のようですね。







このギターって軽いんだろうか。もし軽いなら持ち運びにいいなあ。ポコポコしたサウンドも面白い。



もうひとつJeff Langの映像を。弾いてるギターがとても興味深い。

ガット復弦で指板はフレットレスになっている。イスラムの弦楽器ウードみたいな音だ。





2008年8月8日金曜日

コンタクトマイク

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ここしばらく小さな会場が多かったので普通にマイクをたてて演奏していたのだけれど、17日は久しぶりに大きな音が出せそうなので、心機一転、愛用のギターTriolianのピックアップ・システムを改造してみることにしました。





僕はTriolian以外にDelphiというモデルのリゾネーター・ギターも弾いていて、そちらにはLACEのDOBRO
SENSORというマグネット・ピックアップとMcINTYREのAcoustic
Featherのリゾネーター用のピエゾ・ピックアップが取り付けてあって、その二つをミックスして音を作っている。
けれどもLACEのピックアップの音がいまいちで納得のいくサウンドにならない。McINTYREもピエゾとしては悪くないんだけれど僕の好みではなかった。McINTYREは柔らかい音。僕はもっとハードなサウンドが欲しい。
そう言えば以前のブログ記事でNationalが出したNational Reso-Phonic Hot-Plateというピックアップ・システムを紹介したけれど、残念ながらまだ試せていない。



愛用のTriolianにはBarcus-BerryのDobro用マグネット・ピックアップがマウントしてある。僕はBarcus-BerryのDobro用マグネット・ピックアップのサウンドをかなり気に入っていて、出来ればこれをもう一つ手に入れられればなあと思っているのだけれど生産中止で現在は作られていない。中古でいいのでどこかで見かけたらご一報下さい。



そんなわけでBarcus-Berryにはかなり満足しているのだけれども、欲を言えばもう少し膨らみが欲しい。そこでBarcus-Berryと何かをミックスすることを考えるわけなのですが、McINTYREじゃ駄目だし、確かFishmanにもリゾネーター用ピックアップがあったはずだけどあれはビスケット・ブリッジの裏にネジ止めする方式なのでコーンの響きはほとんど拾わないだろうと思う。



そんなことを半年ほどうだうだと考えていたら、今年の二月に来日したJeff Lang(オーストラリアのミュージシャン。Chris Whitleyとの共作アルバムも出ています)のインタビュー記事をたまたま見かけた。
彼はSuproなどのグラスファイバーで出来たリゾネーター・ギターを演奏するのですが、記事には使用機材が載っていて、ボディの中にコンタクトマイクを内蔵しているのだと書いてあった。それとLACEのマグネット・ピックアップ(JeffもLACEが良くないので別のものを探していると言ってました)をミックスして出力しているらしい。
You Tubeで演奏を見ても良いサウンドだったので、僕も彼が使っているSHUREのSM11-CNというコンタクトマイクを試してみることにしました。トップの画像のマイクがそれです。

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何度も取り付け場所や角度を変えて試してみましたが上の写真のポイントが一番バランスが良かった。
LACE+McINTYREよりぐんとぶ厚いサウンドになりました。アコースティック・ギターやダルシマーでもテストしてみたのですが、かなり使えそうです。
コンタクト・マイクは小型にする必要がある為にコンデンサー・マイクの形式が多いのですがSM11-CNはダイナミック・マイクなので電源の心配もないし、コンデンサー・マイクと違い丈夫なのでラフに取り扱っても安心。



17日が楽しみだなあ!早く大きな音を出したいぞ!



2008年8月7日木曜日

夏バテ?

Tempmonitor天気予報によるとこの時期にはよくあることで特別異常なわけではないと言っていたけれど、ここ数日の集中豪雨はやはり変だ。すぐ近所の多摩川の河川敷で毎年行われている花火大会も今年は中止になってしまった。



雨もそうだが、今年の夏は暑さも異常なのではないだろうか。あまりに暑いせいかパソコンがすぐにフリーズしてしまう。原因はたぶん熱暴走。
パソコン本体はレコーディングのときにファンの回る音が入らないように部屋のすみっこの方に置いてあるのだが、その場所だと熱がこもってしまうみたいだ。



僕はパソコンでCDを聴いているので何時間も立ち上げたままの状態になっている。ファンはすごい勢いで回っていて、もわんとした温風を排出している。ひどい時には1枚のCDを聴き終えるまでに2、3回フリーズしてしまうような状態なのでおちおちしていられない。



一体どのくらいの温度になっているのか、Temperature Monitorというフリーソフトを使って調べてみることにした。iTunesを立ち上げてCDを聴いているとTemperature Monitorの温度計は大体40度くらい。そのままの状態でメールを受信したりブラウザを立ち上げてWebサイトを見たりしていると42、3度になってくる。数日間チェックを続けてみたのだが、どうもそのラインを越えるとフリーズするみたいなのだ。



うちのMacは小さなファンで外気を取り込んでCPUを冷やし、HDDの横と電源ユニットにつけられた大きなファンで溜った熱を排出する仕組みになっている。と言うことは今の置き場所では排出された暖かい空気をまた取り込んで循環させてる状態になっているわけで、そりゃ熱くもなるわけだ……。



試しに本体を動かしてファンのある側を部屋の中に向けてみたら38度から上がらなくなった。さっきからこうしてブログの記事を書いていてもフリーズする様子はなさそう。
涼しくなるまではこの状態でいくしか仕方ないかな。ぼくの足下にはおもいっきりファンからの温風が吹き付けられているんだけどね。



おや、また雷が鳴り出しましたよ。



2008年7月31日木曜日

ダルシマー考

以前にも簡単にマウンテン・ダルシマーという楽器について書きましたが、久しぶりに『アイリッシュ・ソウルを求めて』という本(良書です!)を読み返しているとダルシマーについての詳しい記実がありました。



それはジーン・リッチーによって書かれたもので、マウンテン・ダルシマーは17世紀ドイツの楽器 Scheitholt を祖先とし、これから派生したノルウェイの Langeliek、フランスの Epinette des Vosges、オランダの Humle のそれぞれの要素が混合して出来た。チューニングや爪(所謂ピック類のこと)を用いて演奏する方法はノルウェイから、爪に鳥の羽根を使うのはフランス流、ボディの形状はオランダの楽器に似ているとある。アメリカに渡って来た移民の記憶の中の伝統楽器が混合されマウンテン・ダルシマーになったのだろうということだ。



以前の記事に僕はツィターという楽器がダルシマーの原型だろうと言われていると書いた。ツィターは映画『第三の男』のテーマ曲に用いられたことで有名な楽器。先に挙げた楽器がどんなものなのかは良く分かりませんが、きっとこれらはツィターと同じように弦を弾いて音を出す撥弦楽器なのでしょう。
ダルシマーにはハンマード・ダルシマーと呼ばれるものもあり、その名が表すように木の棒のスティックなどで弦を叩き演奏します。ハンガリーあたりで演奏されるツィンバロン、イランのサントゥール中国の揚琴なども同類の楽器。
ハンマード・ダルシマーの紹介文にもよくツィターが元にと書かれていますが、形こそ似てはいるものの、撥弦楽器のツィターと、弦を叩くことで音を出す打弦楽器であるハンマード・ダルシマーは別の系譜のように思えます。



『アイリッシュ・ソウルを求めて』の注釈によるとマウンテン・ダルシマーという楽器はケンタッキー州バースのJ・エドワード・トーマスという人が初めて作ったと言われているらしい。それがいつの時代だったのかの記載はない。1922年生まれのジーン・リッチーが子供だった頃、彼女の住んでいた地域に楽器はなかったと言う。歌はアイルランドや英国の伝統的な歌唱法と同じく旋律主体の無伴奏で歌われた。マウンテン・ダルシマーが一般に知られるようになるのは1950年代になってからのこと。



2008年7月22日火曜日

カテゴリー追加

You Tube動画などを貼り過ぎた為か、たわごとカテゴリーを読み込めなくなっていたのでライブレポートというカテゴリーを追加して記事を分けてみました。
我が家では全てのカテゴリーが問題なく読み込めるようになりましたがみなさんの回線環境ではいかがですか?



2008年7月21日月曜日

KINKS

off BEATライブにお越し頂いたみなさまどうもありがとうございました。
でももっと沢山の方に来て頂きたかったなあ。知名度のない僕たちにとって一番の難題が集客だ。
みっともないしあんまり言いたくはないけれど、昨年はお客さんが0人のライブが何度かあった。
正直すごく落ち込むし、近い将来僕は歌う機会を失ってしまうのかも知れないと不安にもなったりもします。

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トップバッターは僕から。
バンド活動を停止してまた一から一人で始めようと決心したとき、僕はその相棒にナショナルのリゾネーター・ギターを選んだ。
最初の頃は恐かった。もう助けてくれるメンバーはいないのだ。このリゾネーター・ギターと何とかうまくやっていかなくちゃならない。
あれから2年と数ヶ月、いつの間にかナショナルは体の一部のようになっていた。
リゾネーター・ギター以外のギターを演奏することも殆どなくなってしまった。シバさんから譲ってもらったマーティンだって藤井貴子さんにレンタルしたまんまだ。
今ならこのナショナル・ギターとどこへでも行けるような気がしている。



リハーサルでナショナルのチューニングをしているとA Drop of Good Beerのアコーディオン奏者の米山永一さんに「あおやぎさんキンクスは聴きますか?」と尋ねられた。
僕はちゃんとキンクスを聴いた事がなく良く知らない。米山さんによるとキンクスはリゾネーター・ギターを使っているらしい、僕がリズムをカッティングしているのを聴いてキンクスを思い出したのだそうだ。
試しにさっきYou Tubeで検索してみると
ナショナルのスタイルOを弾いてる映像がありました!
アルバムも聴いてみなくっちゃ。



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二番手はA Drop of Goodbeer。
本当にもっと沢山の人に聴いてもらいたかったなぁ…。



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取りは藤井貴子。
マウンテン・ダルシマーはいつも人気者。
ダルシマーを囲んでみんなの会話が弾み、笑顔が溢れます。
彼女の歌ももっと沢山の人に聴いて欲しいのだ。



2008年6月26日木曜日

7月のライブ情報

7月19日はoff BEATでの定例ライブ。
今回はゲストにA Drop of Good Beerをお迎えします。
A Drop of Good Beerはイングランドのトラッド・ミュージックを演奏するバンド。
アコーディオン奏者のCOCOさんとは短い間でしたが一緒に演奏したことがあります。
もう一人のアコーディオン奏者の米山永一さんはポンキッキのガチャピン、ムックのキャラクター・デザインでも知られるグラフィックデザイナー。
お二人ともトラッド音楽ファンなら知らない人はいないという方々!
めったにない組み合わせのライブだと思います。ぞうぞお越し下さい!



7/19(土)下北沢「off BEAT
PHONE:03(3468)7553 7:00pm〜   
ライブ・チャージ:1500円 (+要オーダー)



共演:A Drop of Good Beer, 藤井貴子



Seeing Things



Jakob Dylanの新しいアルバム「Seeing Things」が良いです。
プロデュースはJohnny Cashのアメリカンシリーズでもお馴染みのRick Rubin!



もうすぐ予約しておいたRy Cooderの新譜も届くだろうし楽しみ!



2008年6月18日水曜日

風前の灯火?

昨日知った驚愕の事実!
以下は2003年5月10日のたわごとからの転載である。



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「なくなっては困る」





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画像はオープンリールと呼ばれるアナログ・テープとDATと呼ばれるデジタル・テープ。どちらも現役でレコーディングでは使われているものだけれどそれはあくまでプロ・レコーディングでの世界の話。一般的な電気店やオーディオ店ではまず見かける事はない。
とは言え現在のレコーディングはパソコンをベースとしたデジタル録音が主流で、アナログ録音はよっぽどこだわりを持ったエンジニアかミュージシャンしか使わなくなってきた。
我がYaging Studioではまだまだアナログ・オープンでのレコーディングがメインなのだ。しかしテープが中々手に入らないのですよ…。



普段は業務用のメディア等を扱ってる店から小売りして貰っているのだけれど、急に必要になったときにはどこにも売ってないのでとても困ることになる。かつては国内のメーカーでも生産していたのだが、現在アナログ・オープンのテープを生産しているメーカーはアメリカで1社とドイツで1社、どちらも一時は生産中止になりそうだったことがある。事業を縮小することでなんとか生産を続けているようだ。



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この時に書いたアメリカのメーカーというのはAMPEX社が事業を縮小して新たに始めたQUANTEGY社のことで、ドイツのメーカーはBASF社(AGFA)のこと。





昨日知り合った方が今でもオープンリール・デッキを愛用していると言うのでテープはどうしているのですかと尋ねるとアメリカのATRというブランドを教えて下さった。僕は初めて聞く名前。
帰宅してネットで検索してみると、なんと3M無き後、唯一のプロ御用達メーカーであったQUANTEGY社は磁気テープの生産を辞めてしまっていた。
僕自身も2006年の春頃からパソコン・ベースのレコーディングへと切り替えてしまったのでアナログ・テープの現状を知らなかったのです。



ATR社はAMPEXのレコーダーなどのメンテナンスしていた会社で、QUANTEGY社の機械を買い取って新たに磁気テープの工場を立ち上げたのだそうだ。
BASFもEMTEC社へと変遷を遂げたがすぐに経営難に陥り、現在はオランダ・フィリップス社のブランドRMGとして製造が続けられているらしい。
今やアナログ・テープなんて世界規模で見てもほとんど売れていないのでしょうからすごい事です。



それでもやはりアナログ・オープンの音というのは魅力的で、今年の初めに手に入れたAni DiFrancoが一人で8trのオープンリール・デッキを使って多重録音をしたというアルバム「Educated Guess」(2004年リリース)のサウンドがあまりにも素晴らしかったので、藤井貴子さんと次回のアルバムを作る時にはアナログ・オープンで録ろうよと話していたところだったのでした。



8trというのは好きなフォーマットで、僕が普段良く聴いているような70年代のロックのアルバムは8trで録音されたものが多い。
4や8trのレコーダーというのは、後の16や24というフォーマットよりも音が太いんですね。
AMPEXと3Mの未開封テープのストックが少しだけあるので、壊れたままになっている8trオープンを修理して是非とも録音してみたいものです。



近い将来、レコーディング・スタジオでリールが回っているのを見る事もなくなってしまうのかも知れない。
DATも使わなくなってしまったなぁ。





2008年6月8日日曜日

さか本そば店

土曜日



所用で下高井戸へ。ここの商店街は楽しい。





お昼ご飯を食べに、さか本そば店というお店へ。
そば屋というよりは大衆食堂といった雰囲気、中へ入ってみるとすごく広い。
店頭の食品サンプルを見て気になった「さか本丼」というのを注文する。



運ばれて来た丼は海老天と豚カツをたっぷりの玉ねぎと玉子でとじた所謂他人丼みたいな感じ。
量もたっぷりで大満足! そば屋の丼物は美味しいな。



とても気に入ってしまった僕は、夜になってもう一度さか本そば店へ。
ごちそうさま! と店を出ようとしたらお店のご主人からネーム入りタオルを頂いてしまった。
なんだかとても嬉しい気持ちになったのです。



そうそう、井の頭沿線の紫陽花がとてもきれいに咲いています。



2008年6月6日金曜日

唖蝉坊は生きている

高田渡の死を利用した便乗商売ばっかりでうんざりさせられることが多いけれど、こういうものが復刻されるのは嬉しい。

確かこのアルバムのことは高校生の頃に新譜ジャーナルの紹介記事で見た記憶がある。探してみたらすでに廃盤になっていて手に入れることが出来なかった。



ある日、渡さんちへ遊びに行った時に何の話の流れでそうなったのか、このレコードをかけてくれたことがありました。

「金々節」(確か小沢昭一さんが歌っていた)に合わせて ♪金だ金々〜金々金だ〜! と楽しそうに歌っていたのを今でも思い出します。



これは欲しいな。注文しよ。

未来へも口をつけたいのだ

高田渡のうたを良いと言う人に会った。しかし僕にはその人が高田渡から一番遠くにいるような気がしてならない。



高田渡はずっとスタイルを変えなかったなんていう人がよくいるけれど、それも僕は違うと思う。
渡さんは変わりたくて変わりたくて、今居る場所から少しでも遠くに行きたくて遠くに行きたくて、もがき続けた人だったんじゃないかと思う。あんなにお酒も飲んで……。



だから渡さんはこう歌うのでしょう。「酒が飲みたい夜は酒だけではない未来へも口をつけたいのだ」と。



2008年5月19日月曜日

新宿の夜

昨夜のテアトル新宿でのイベント・ライブとても楽しかったです。
出番は真夜中!久しぶりに広い会場での演奏気持ちよかった。



映画『吉祥寺発赤い電車』観て来ました。
高田渡さんがエレキギターを弾いていた! すごくかっこいいフレーズを弾いていてびっくりしました。1972年のシバさんは悪ガキみたいな感じでかわいらしかったです。
本当なら後半に沖縄でのシーンがあるらしいのですが、半分だけの上映なので変なところで突然終わってしまった。後半も発見されるといいですねえ。



映画の中で渡さんは歌について色々と語っていた。同じことを今聞いたらなんて答えるだろうか?



2008年5月16日金曜日

真夜中を転がって

シバさんのニュー・アルバム『真夜中を転がって』の見本盤が届き、ようやく聴く事が出来ました。

新譜『真夜中を転がって』はセルフカバー集。
シバさんの弾き語り「グッドナイトブルース」や「家路」は昔から好きな歌だけれど、今回新たにレコーディングされたバージョンは素晴らしいなあ。聴き終えた後溜め息が出ちゃうほどです。
身内を褒めるみたいで何ですが、るーずぱんてぃの柿沼朋音さんとくみこが良い仕事してます。
シバさんのハープとともねぇのドラムだけの「もぐらの唄」はサニー・ボーイ・ウィリアムソンみたいでかっこいいし、くみこのアコーディオンが印象的な「ざわめく夜」は感動的。
一曲だけ参加している柳田ヒロさんのピアノの音色が、高田渡さんのアルバム『石』に収録されている「私の青空」の雰囲気そのものでニヤリとしました。
僕がマンドリンで参加した「淋しい気持ちで」はロックしてますぞ!

そしてこのアルバムは音が良いです。
今回、録音、ミックスを担当されたのはFlash Music Studioの中山圭さん。
コントロール・ルームでプレイバックを聴いててもすごく温かな良いサウンドだったのでCDの完成を楽しみにしていたんです。
レコーディングの休憩時間にはマイクや機材の話で盛り上がってしまいました。
中山圭さんとはいつかまた一緒に仕事したいな。

今こうしてシバさんのレコーディングへの参加や、ライブでも共演させてもらったりしていますが、僕は子供の頃からのシバさんのファン。
この新しいアルバムは良い! ファンの僕が言うのだから間違いない! みなさんどうぞ聴いて下さい!

明日のテアトル新宿はレコーディング・メンバーで演奏しますよ!

ダルシマー制作の日々 2


 やっと晴れたので今日は朝からダルシマーの塗装をしました。
7〜10日くらい乾燥させて、研磨、艶出し。その後、ペグなどのパーツを組み込めば完成です。

 今回はトーン・ホールも凝ってみました。上がクロス、下がFハート。初めての割にはうまくいったと思います。
 トーン・ホールの作業は藤井貴子さんが頑張りました。糸鋸で大まかにカットして、ヤスリと小刀で仕上げました。

 さて、前回のお話の続き。

 製作過程を撮影した画像を取り込んでおこうとパソコンを立ち上げると何だか調子が変なのである。仕方なく再起動するとそのまま立ち上がらなくなってしまった。
 ハードディスクドライブのクラッシュ…。そろそろヤバそうだなぁと思っていたのだ。
ダルシマーと同時進行で藤井貴子さんのレコーディングもやっているので、何としても復旧させなくてはと徹夜の修復作業。
 修復ソフトをかけたり、バックアップを取ったりしている間はじっとモニターを見ていても仕方ありませんから、その間にダルシマーの作業を続けました。

 夜になって、朝に接着したバック板の仕上がりを確認してみると。
なんてこったい!ヘッドとバック板の接着部分に2ミリ程度の隙間が、しかも斜めにずれている。どうもクランプで締め付けたときにずれてしまったらしい。
 パソコンの徹夜復旧作業で疲れていたのでしょう、明らかなチェックミス。きちんと休んで体調を整えてからやるべきでした。反省!演奏するのにはこのままでも差し支えなかったのですが、どうしても納得がいかなかったので貼り直すことに。


 一度接着した板はスチーム・アイロンで湿気と熱を加えながら少しづつ剥がしていく。


 後少しという所で


 「パキッ…」


 板が割れた。


 一時は材を取り寄せようかとも考えましたが、いや、このまま行こう!と決心して割れを修理しました。
 出来た隙間もきれいに埋めたので色を塗ってしまえば分からないくらいなのですが、チェリー材のきれいな木目を活かしたかったのでクリアー仕上げにしました。

 下の画像がバック板の割れた箇所。真ん中辺りに筋があるのが分かりますか?


 28日の藤井貴子さんのライブには何とかお披露目出来るんじゃないかなと思います。どんな音が出るか楽しみです。

 そうそう、Macは何とか復旧出来たのですがその数日後、完全に壊れてしまいました。
電源装置が壊れたようです。スイッチが全く入りません。
 仕方ないので近所にある中古電化製品を扱うお店で中古Macを購入しました。何世代も前の古いものですが、今まで使ってたMacよりCPU速度が倍になったのでサクサクです!


2008年5月15日木曜日

ピッキンにて (その3)

   



ライブ映像をもうひとつ。



「帽子を目深にかぶって」






song written by あおやぎとしひろ (Toshihiro Aoyagi)

あおやぎとしひろ (Toshihiro Aoyagi):vocal, resophonic guitar






2008年5月12日月曜日

吉祥寺発 赤い電車

昔あった新譜ジャーナルという音楽雑誌の記事でしか知らなかった映画『吉祥寺発 赤い電車』の一回限りの上映会が17日(土)テアトル新宿にて行われます。長年行方が分からなくなっていたのが最近になって前半部分のフィルムだけ発見されたのだそうです。

当日行われるライブにシバさんのバックであおやぎとくみこが出演します。

二部では高田渡さんや、三上寛さんが出演している映画が上映されるそうです。

詳細は以下の通り。



会場:テアトル新宿

日時:5/17(土)22:00開演



【第1部】

幻のオールカラーFOLKドキュメントシネマ

��半分だけ>発見!

『吉祥寺発 赤い電車』上映 & シバ × 三上 寛 × 小野和子 LIVE !



※ 映画『吉祥寺発赤い電車』とは

1972年に自主映画団体“無援舎”によって製作された記録映画。

高田渡を軸に当時のフォークブームの様子が記録されている。高田渡をはじめ武蔵野タンポポ団の村瀬雅美、シバ、若林純夫、山本コウタローそして、三上寛、遠藤賢司、友部正人、小野和子らのステージの様子が収録されている。

“無援舎”の活動休止とともに消息を断っていたフィルムが、2007年に前半部分だけ発見される。



http://www.cinemabox.com/schedule/event.cgi?0004&1



2008年5月10日土曜日

ダルシマー制作の日々


 画像は現在制作中の二台目のダルシマー。実際にはすでにボディが完成しており、今日から塗装に入りました。しばらくお天気が悪いみたいなので一時中断です。

 今回は一台目のダルシマーを作ったときに気がついた事や、思いついたアイディアを色々と取り入れてみました。
 しかしとても苦労しておりまして…。と言うのも、まず送られて来たキットのサイド板に割れがあり、(輸送中に割れたのだと思いますが)わざわざアメリカに送り返すのも面倒なので修復しました。
 次にサイド板にヘッドを接着しようとするとサイズが合っていない。これは明らかにメーカーの採寸ミス。溝を自分で削り直さなくてはいけなくなった。


 何とかヘッドを取り付け、トップ板と指板を接着。ここまではまだ順調に進んでいました。バック板を取り付けようと仮組してみると、サイズが足りないではありませんか!
 実は前作の時もギリギリのサイズしかなかったのですが、何とか間に合わせたのでした。
 今回の材は更に寸足らずの為、このままでは接着不可能です。仕方ないので簡易的な枠を作り、ボディを変形させ縮めることにしました。(一番上の画像)

 僕が制作しているのはアメリカのFolkcraft Instruments社のキットです。もしこのメーカーのキットを制作しようと思われる方がいらっしゃいましたら、型枠を作った方が良いと思われます。ご参考までに。

 そしてこの後、更に大変な事態が…。(次回に続く)

2008年5月1日木曜日

National Reso-Phonic Hot-Plate

リゾネーター・ギター好きな人もここを覗いて下さってるようですね。
さっきNational社のサイトを見ていたらこんな新商品が出ていました!

 リゾネーター・ギター奏者のみなさんピックアップには苦労してますからね。National社良く出してくれました!
 この位置なら弦高も大丈夫でしょう。弾く時にじゃまにもならないしね。最初からボリュームとトーンも付いているし、ちょっと加工すればピエゾとのミックスも出来そうです。

 価格は395ドル。ちょっとお高いですけれど、試してみたいなぁ…。

2008年4月30日水曜日

ピッキンにて

今回の旅ではこんな曲もやりました。
一週間限定で公開します。

2008年4月19日(土)高山ピッキンにて収録。

藤井貴子 (Fujii Takako):vocal, a.guitar
あおやぎとしひろ (Toshihiro Aoyagi):resophonic guitar

客席後方にEDIROL R-09を置いて録音(内蔵マイクです)しました。

��公開終了しました)

2008年4月29日火曜日

高山ピッキン・ライブ


ツアー記の続きです。

4/19(土)

 ツアー二日目は飛騨高山のピッキンへ。ピッキンは初めてのお店です。
 一年半ぶりの高山、今回も高山在住のミュ−ジシャン友達、サイバイスの皆さんに大変お世話になりました。

 出会ったのはもう10年くらい前だよね? と言ったら、そんなに経たないでしょうとメンバーのかつこさんに言われたけれど、東京に戻ってから調べてみるとやはり10年前でした。もうそんなになるんだね。

 高山はちょうど桜が見頃を迎えていて、高山陣屋辺りの古い町並みをブラブラしながら花見見物して来ました。久しぶりに飛騨中華も食べました。あっさりしてて美味かった。

 前回のライブの日は高山祭の日でした、なんと今回も古川祭と重なってしまい、お客さん来てくれるだろうかと心配していたのですが、地元のローカルFM放送(サイバイスのみなさんが宣伝してくれてたのです)を聴いて来ましたというお客さんや、東京方面の方もいらっしゃったそうで、初めてのお店にもかかわらず良い雰囲気の中、演奏することが出来ました。

 実はツアー前に風邪をこじらせてしまい、喉の調子がいまいちだったので心配していたのですが、無理をしないで歌ったおかげか、逆に肩の力が抜けてて良かったそうです。
この日のライブの模様はサイバイスのかつこさんや、藤井貴子さんのブログでも読む事が出来ますよ。

 ライブ終演後にはダルシマーを囲んでお客さん達と盛り上がりました。ダルシマーを自分で作ってみたいという女性も! 高山でダルシマーを作ったらすごく立派なのが出来そう。僕は二台目のダルシマーを作り始めました。

 そしてナルナル家での打ち上げ! なるさんの料理は美味しくていつも楽しみ。今回もあっと言う間に何品も作り上げてしまうなるさん。美味い酒に、美味い料理、ナルナル家はとても居心地がよくて、いつも長居したくなっちゃいます。何度も行こうねと言いながら未だ叶わぬ温泉へ次回は行けるといいなぁ。

 藤井貴子さんに「ツアー中は東京に居る時と違って、穏やかな良い表情をしていますね」と言われてしまった。そうか、もっともっと旅をしなくちゃね。

2008年4月24日木曜日

拾得ライブ

 18日早朝、予定よりも少し早く京都に到着。バスに乗り込んだ後すぐに寝てしまったのでわりあいスッキリとした目覚め。バスから降りると少し雨が降っていた。
いずれにせよギター2台にダルシマーではどこへ行くにも身動きが取れないので藤井貴子さんの実家へ荷物を置かせて貰いに行く事に。

 拾得へ行くまでにはまだ時間があるので、京都の町をブラブラ。
京都のバスは、よそ者の僕には難しくて目的地へたどり着くのにいつも苦労するのだけれども、今回は貴子さんにお任せしてればいいので楽チン!

 今日なら京都造形芸大で長谷川集平さんの『音楽未満』という本の原画が展示されてるよと言うと、「見たい!」と貴子さん。彼女は京都造形芸大の卒業生なのです。ちなみに松倉如子さんも京都造形芸大卒。
 『音楽未満』は僕にとって特別な本。何度も何度も読み返す度に新たな発見がある。僕は6年くらい前に一度『音楽未満』の原画を見ています。久しぶりに見るあの音楽家達の絵はどんな風に僕の目に映るだろうかと楽しみにしながら京都造形芸大へ向かいました。

 作品展は京都造形芸術大学のデザイン系学科教員の作品を一同に展示するというもの。
様々な作品を見ながら考えていたのは、ほとんどの作品が2000年以降に制作されたものなのに、すでに古さを感じてしまうのは何故なんだろうという事。

 集平さんの『音楽未満』は1991年の出版だが、実際に雑誌に連載されていたのは'80年代半ばから後半にかけての頃だったと思う。けれども今も僕には新鮮であり続けるし、驚きや発見を与えてくれる。この違いは一体何なのだろう。
いや…本当はこのことについてひとつの答えが僕の中にはある。でも書かないことにしよう。なぜならそれは僕にとって大切なテーマだし、僕の音楽(表現)の中で伝えて行くべきことだろうから。『音楽未満』の原画、アート・ガーファンクルの前で立ち尽くしてしまった。なぜだろう?

 京大の近くにある、はまやという定食屋で昼食。昔ながらの食堂といった店構えに惹かれて入ってみると、扉に向こうにはでかいハーレーが! 久しぶりに美味いうどんを食べた。


 拾得に向かう。

 店主のテリーさんのPAには定評があり、何の心配もいらないなと安心していたのだけれど、持病の腰痛が悪化したとかでお休み。一気に不安になる。

 楽器のチューニングを済ませ、リハーサルを始めるが不安的中、一向に音が決まらない。モニターのバランスも何度も要求を出してみるがダメ…。
 拾得くらいの大きさの会場になると僕ら演奏者はモニターの音だけが頼り、モニターの返りが良くないと不安になり演奏にも集中できなくなってしまう。
ステージと客席を何度も行ったり来たりして細かく注文を出してみるが、どうしても良くならない。貴子さんの顔色が曇る。後から彼女に聞くと僕も途方に暮れて泣きそうな顔をしていたらしい。

 開場の時間が迫ってくる、けれども音決めは終わらない。
そんな時ふとモニター・スピーカーに耳を近づけた貴子さんが一言、「これ音出てるか?」、「エッ?」と僕。
 なんと出てなかった! PAの彼も何度もステージに上がってモニター・チェックしていたし、僕もまさかモニターが出てないとは思ってもみなかったのだ。今の今までフロント・スピーカーの音だけを頼りに演奏してたんだからそりゃやりにくいのは当たり前。
リハーサルも無事終了! 三人に笑顔が戻ります。



 さて本番。二人でやる初めての京都でのライブということもあり、前半ちょっと硬かったかなぁ、二人とも少し緊張気味でした。でもお客さんも大勢来て下さり、最後まで良い雰囲気で演奏することが出来ました。どうもありがとうございました。拾得でのライブ、次回は9月中旬頃を予定しています。

 ライブ終演後は大正12年創業という銭湯、船岡温泉で汗を流す。素晴らしい銭湯! 今度は朝風呂に行こう!

 宿に戻り、泡盛を一杯だけ。バッテラなど食べ切れないくらいの関西寿司を差し入れに頂いたので宿の皆さんにお裾分け。

 翌日も早いので早々に就寝…。

2008年4月21日月曜日

ただいま!


 無事に帰宅しました! 京都、高山のみなさん本当にどうもありがとうございました!
帰りのバスが途中の渋滞で一時間近くも遅れてしまい、ちょっとくたびれました。
 留守番のくみこさんと三人で家の近所の韓国料理屋で美味い焼き肉を食ってさっき帰って来た所です。ツアー報告はまた明日! おやすみなさい!

2008年4月18日金曜日

行ってきます!

今夜の夜行バスで京都へ向かいます。
京都のみなさん! 高山のみなさん! どうぞお越し下さいね!
CDも持って行きます! 買って下さ〜い!

今回のブログからコメントを書き込めるようにしました。
近日中にBBSを閉鎖し、こちらに一本化します。