ランブリン・ジャック・エリオットの新譜「A Stranger Here」が素晴らしい!
ジャケットの写真がとても素敵だなと思っていたらユージン・スミスでした。
そんなに何枚もジャックを聴いているわけではないのですが、こんなアルバムは珍しいんじゃないだろうか。何しろ全曲ブルースなのだ。
参加ミュージシャンはヴァン・ダイク・パークスにロス・ロボスのデビッド・ヒダルゴ、ぼくの好きなシンガー達のバックでも良く名前を見かけるマルチ弦楽器奏者のグレッグ・ライズなど。
彼らの名前を見ただけでもこのアルバムがただのブルース集ではないことが分かるでしょう?
死についての歌、ゲイリー・デイヴィスの"Death Don't Have No Mercy"にはグレイトフル・デッドやホット・ツナなど、いくつかのカバー・バージョンがあるけれど、今回のジャックのカバーは胸に沁みます。
ブラインド・ウィリー・ジョンソンの"Soul Of A Man"も良い。
"Richland Women Blues"はいつものジャックの感じで暖かい。
ディランの新譜はぼくにはピンと来なかった。
守りに入ったディランに用はない。
ディランにはもっとぼくの心を熱く燃え上がらせてくれるようなのをガツンとお願いしたいものです。
ぼくにとっては晩年のジョニー・キャッシュや今回のジャックのうたの方がよっぽどリアルでスリリングだ。
この新譜のことを教えて下さった集平さん、どうもありがとうございます!