昨日は目黒の東京工業大学内に併設されている世界文明センターまで、アイルランド短編映画の上映会に行って来ました。
この上映会は9日から開催されているアイルランド芸術祭の催しとして行われました。
少し遅刻してしまった為、二本目の途中から見ることに。
休憩を挟まず七作品続けて上映されたのですが、始まる前に作品についての解説などはあったのでしょうか。
貰ったチラシには映画のタイトルと簡単な説明が英文で掲載されているだけで、誰の作品なのかも、いつ頃製作されたのかも分からない。折角の機会なのだから作品への理解を深める為のガイドのようなものがあると良かったのに。
上映後は今回のイベントに招かれている二人のアイルランドの詩人と参加者とのディスカッションが行われました。
二人の詩人によると、上映された作品は近年のもので、貧しい暮らしをしている人々が描かれ、現代のアイルランドが抱えている問題を扱っており、反体制的なものであるとのこと。
ディスカッションでは、なぜアイルランドには優れた画家が育たなかったのか、アイルランド文学は、イェイツではなく、ちゃきちゃきのカトリックである(通訳の通り)ジェイムズ・ジョイスによって、本来持っていた言葉のリズムを取り戻したのだ……等、色々と興味深い話を聞くことができました。
イベントは今日が最終日。
守安功、守安雅子ご夫妻の演奏会が行われます。