2009年6月16日火曜日

アイルランド芸術祭

昨日は目黒の東京工業大学内に併設されている世界文明センターまで、アイルランド短編映画の上映会に行って来ました。
この上映会は9日から開催されているアイルランド芸術祭の催しとして行われました。



少し遅刻してしまった為、二本目の途中から見ることに。
休憩を挟まず七作品続けて上映されたのですが、始まる前に作品についての解説などはあったのでしょうか。
貰ったチラシには映画のタイトルと簡単な説明が英文で掲載されているだけで、誰の作品なのかも、いつ頃製作されたのかも分からない。折角の機会なのだから作品への理解を深める為のガイドのようなものがあると良かったのに。



上映後は今回のイベントに招かれている二人のアイルランドの詩人と参加者とのディスカッションが行われました。
二人の詩人によると、上映された作品は近年のもので、貧しい暮らしをしている人々が描かれ、現代のアイルランドが抱えている問題を扱っており、反体制的なものであるとのこと。



ディスカッションでは、なぜアイルランドには優れた画家が育たなかったのか、アイルランド文学は、イェイツではなく、ちゃきちゃきのカトリックである(通訳の通り)ジェイムズ・ジョイスによって、本来持っていた言葉のリズムを取り戻したのだ……等、色々と興味深い話を聞くことができました。



イベントは今日が最終日。
守安功、守安雅子ご夫妻の演奏会が行われます。



2009年6月13日土曜日

New York and Dogs

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銀座のライカ銀座店のギャラリーへエリオット・アーウィットの写真展「New York and Dogs」を見に行って来ました。とても良かったです。
10数点だけの展示でしたが、一枚一枚に引き込まれてしまいました。
アーウィットの写真は構図が素晴らしいのです。視点がブレないとでも言うか、一点に釘付けにされてしまう。



ライカのカメラなんて滅多に見ることがないから見物して帰ろうかなと思ったのですが、場違いな所に来てしまった気がして早々に店を後にしました。



2009年6月11日木曜日

アイリッシュ・ハートビート

アイルランドのグループ、チーフタンズの伝記本『アイリッシュ・ハートビート ザ・チーフタンズの軌跡』を読む。
チーフタンズというグループがいかにして作られて行ったのか、あまりに興味深い内容だったので一気に読んでしまった。カトリックであるぼくにとっては楽しめるエピソードもたくさんありました。



アイルランド音楽について書かれたものには必ず登場するショーン・オ・リアダ。
オ・リアダがアイルランド音楽にどのように貢献したのかについては良く知られた話、しかしその人物像についてはよく分からなかった。この本のお陰でオ・リアダがどういった人物であったのかを知ることができました。





ドーナル・ラニーらロック世代の若者達がフォーク・リバイバル経由で伝統音楽を再生していったのとは違い、チーフタンズのリーダー、パディ・モローニは伝統音楽の中で育った人だ。アイルランド音楽を学んでいる人は読んでおくべきでしょうね。
amazonにリンクしておこうと思ったらすでに絶版のようで古本がえらい高額で出品されてました。

下記はシネイド・オコナーとチーフタンズの共演。ライ・クーダーがマンドラを弾いてます。





2009年6月8日月曜日

蟻と栗の花

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ミサ帰りにいつも通る山道は栗の花が満開。
この画像はPolaというアプリを使って加工しました。
黄色のフィルターが良い雰囲気です。



2009年6月4日木曜日

ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズのラスト・コンサート

YouTubeに最近のニュー・ロスト・シティ・ランブラーズ(以後NLCR)の映像がアップされてるなあと思ったらなんと解散ライブなんだと。来日の噂まであったのに残念。



以前に紹介したことがあるdiskunion 新宿ルーツ&トラディショナル館で発売されていたFolkwaysの紙ジャケCD-Rは先月末にお店が閉店してしまったので手に入れることが出来なくなってしまった。今後は入荷しないそうだ。
結局1枚もNLCRのCDを買えなかった。ジーン・リッチーのも欲しかったんだけどな。地道にレコードを探すことにします。