2010年10月28日木曜日

区境ホールでセッション!



 昨夜の飯田橋RAMLA区境ホールでのライブにお越し下さったみなさまありがとうございました。7月に秋葉原のDRESS AKIBA HALLでご一緒させて頂いた加藤喜一さんからの思いがけないお誘い。あおやぎと藤井でバックサポートを務めさせて頂きました。

 JR飯田橋の駅に隣接するショッピングセンターRAMLAのエントランスをステージにした区境ホールでの演奏。区境ホールとは変わった名前だなと思っていたらちょうどここの場所が新宿区と千代田区の境になるんだそうな。

 あまりこのような場所での演奏経験がないので少し不安に思っていましたが全く問題なし、とてもやり易かったです。一時はどうなることかと思ったマンドリンも無事登場。ええ音してました。



 数曲だけの共演でしたがとても楽しかったです。ディランやジミー・リードのカバーなど、好きでも普段は演奏することがないのでやってて新鮮でしたね。

 喜一さんのファンの方にもフラット・マンドリンやらマウンテン・ダルシマーなど新鮮に感じて頂けたのではないでしょうか。早速12月に再共演が決定しています。今からとても楽しみです。


2010年10月7日木曜日

ぼくの古いマンドリン

先週壊れてしまったマンドリン、何とか弾けるようにしました。
割れてしまった表板はニカワで接着して、少し欠けて木地が出てしまっていたので着色しました。
ボロボロになっていたフレットは擦り合わせで何とか修復。
実は長年弾き続けてきた楽器なので、フレットはかなりすり減っていたのでした。
擦り合わせをやったことでかえって音が良くなりました。
指板の打痕や、削れてえぐれてしまったバインディングは今回修理できなかったので、いずれフレット交換する時が来たら修理しようと思っています。





ぼくの古いマンドリン、Blue BellのF-8は発売当時としてはそんなに高価な機種ではありませんでしたが、富士弦楽器の名匠、小坂部安雄さんの手によるものです。
Blue Bellのマンドリンは小坂部さんが一台づつハンドメイドで制作していました。現在ならとても高価なものになることでしょう。
このマンドリンは上京してすぐにJR三鷹駅前にあった三鷹楽器で購入しました。
現在所有している楽器の中で一番長い付き合い。
手に入れた頃、A(ティアドロップ)タイプのマンドリンが好みだった高田渡さんに「渦巻きなんかついてるマンドリン買っちゃって」とよく嫌みを言われたものです。
最近ではあまり演奏することがなくなってしまいましたがチーパーズの時にはいつも弾いていたし、シバさんや、須藤もんさんのレコーディングで弾いたのもこのマンドリンです。
いつかGibsonのマンドリンを手に入れたいなと思っていますが、この思い出深いマンドリンを手放すことはきっとないでしょう。



2010年10月2日土曜日

ムカデ、食あたり、最後にスズメバチ

暫く更新しない間にもう10月。
今年の夏は暑かった。そして散々な夏でした。



我が家は木造平屋一戸建ての借家です。築年数は良く分かりませんが、随分古いことだけは確か。
夏は暑いし、冬は寒い。音が出せるのだけはありがたい。



毎年、暖かくなると庭に色んな虫がやってきます。
カマキリやアゲハチョウにセミ、何だか良く分からない幼虫、等々…。
去年は台所の窓にアシナガバチが巣をつくったので一年間観察をしました。
アシナガバチはこちらが悪さをしなければ襲ってきたりはしないので、生活に困る場所でなければ観察してみると良い。感動します。庭の害虫も捕まえてくれるし。



どの虫も観察しているとそれなりに楽しいのだけれど、唯一困るのがムカデ。年に数回ですが部屋に入ってくるんです。
ムカデって何故だか知らないけれど、天井からポトンと落ちてくるんですよね。
見た目も苦手だし、噛まれると大変だと聞くから、確実に捕獲しないと怖くて眠れなくなってしまう。
そしてついに今年は噛まれてしまいました。しかも股間を。
昼寝をしている時で、激痛に飛び起きました。小さなムカデだった為か大事には至りませんでしたが、本当に痛かった。



そんなこともあり、夏の暑さにぐったりしていると、今度は食あたりに。
呑み屋で食べた刺身にあたったようです。
完治するまで一週間ほどでしたが、これもまた大変でございました。



暑かった夏もようやく終わり、やっと涼しくなってきたので、前からやらなきゃなと思っていたマンドリンの修理を始めました。自分の不注意でヘッドの渦巻きのところを割ってしまったのです。
木工の加工が終わり、数日前から塗装に入りました。
今日はステイン塗料を買いに行って、午後から作業開始。
色合わせもバッチリで「良し!クリアーを吹くぞ!」とスプレーを掴んだその時でした。
ブーンという大きな羽音、頭を上げると目の前に大きなスズメバチが一匹。
アシナガバチとは違って、スズメバチは近寄るだけで攻撃してくるといいます。
刺されると思い一目散に逃げました。ところがです、昨日の雨でぬかるんだ地面に足を滑らせ転んでしまったのです。そう、マンドリンを持ったまま。



マンドリン、壊れました。
幸い、ハチには刺されませんでしたが、マンドリンもぼくも傷だらけ。
27日の加藤喜一さんのライブでマンドリンを演奏することになっているので、代わりのものを用意しなくちゃいけない。困った…。