2008年9月16日火曜日

Heaven HiLLの夜

今回の旅では京都のゲストハウスへ宿泊しました。
宿泊客はみんな外国人。英語、スペイン語、聞いた事もないような色んな言語が飛び交っていました。彼らは朝の7時頃にはガヤガヤと起き出し食事を作り始めるので、僕もそれに合わせて毎朝早起きでした。真夜中に帰ってくる僕にはちょっと辛かったかな。



でも早起きは三文の得!午前中は京都の町をブラブラと散策することが出来ました。
とある通りを歩いていたらアンティークショップや古道具屋がいくつも並んでいる一角に出た。あるお店のショーウィンドウにはどうやって店内に入れたんだろう?と思うくらい大きなシロクマの剥製がありました。ふとシロクマの足下を見るとNationalのギターヘッドが見えた。真っ赤なNationalのエレキギター。会員制で夕方からしか開いてないちょっと怪しげなお店でした。あのNationalは何年もずっとああしてあそこにいるんだろうか?



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さてミニツアー最終日は大阪Heaven HiLL。
Heaven HiLLは僕らの大先輩の宮里ひろしさんが経営するお店。ひろしさんの人柄が好きで大阪ではここで歌わせてもらうことに決めている。
Heaven HiLLでのライブは約二年ぶり。ちょうどチーパーズの解散を決めソロ活動を始めた頃だったと思う。僕の演奏を聴いたひろしさんはバックをつけてやってる時の方が良いねと言う感想だった。バンドを解散し今からソロで頑張るぞ!と思っていた僕はそれを聞いてとても落ち込んでしまったのでした。



20年前に歌い始めた時、僕は一人だった。その時も今も僕の基本は弾き語りであることに変わりはありません。
バンドを始めた時には弾き語りの方がいいのにと何人もの人に言われた。生ギターにピックアップをつけエフェクターをかけたサウンドで演奏を始めた時にも何故生音でやらないのかと非難されたな。聴き手なんて勝手なものでいつも色んなことを言う。聴き手に回ったときの僕だってそうだ。
ひろしさんはきっとアンサンブルのサウンドが好きなんだろうなと思ってはみたものの、今回の僕の弾き語りをどんな風に聴いてくれるだろうかと意気込みすぎて今回のHeaven HiLLライブは不完全燃焼のまま終わってしまったような気がしている。



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藤井貴子は三日連続ライブは初めてだったらしく、リハーサルの時には少し辛そうな顔を見せていましたが、本番ではいつも通りの歌声を聴かせてくれました。
これでも緊張しているんですよと本人は言うけれど、ステージ上の彼女は何事にも動じないように見える。高田渡さんもそうだったなあ。



ライブ終演後は藤井貴子さんの友達と一緒にかるく打ち上げ。楽しい時間を過ごすことが出来ました。
それなのに僕のうっかりミス‥‥‥バスの出発時間を勘違いしていたのです。時計を見るとあと5分しかありません。藤井貴子さんの友達にも荷物を担いでもらい梅田の街を走る走る!何とかギリギリ間に合って乗り込むことが出来ました。僕のうっかりのせいでほんとにほんとにごめんなさい!



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