ここしばらく小さな会場が多かったので普通にマイクをたてて演奏していたのだけれど、17日は久しぶりに大きな音が出せそうなので、心機一転、愛用のギターTriolianのピックアップ・システムを改造してみることにしました。
僕はTriolian以外にDelphiというモデルのリゾネーター・ギターも弾いていて、そちらにはLACEのDOBRO
SENSORというマグネット・ピックアップとMcINTYREのAcoustic
Featherのリゾネーター用のピエゾ・ピックアップが取り付けてあって、その二つをミックスして音を作っている。
けれどもLACEのピックアップの音がいまいちで納得のいくサウンドにならない。McINTYREもピエゾとしては悪くないんだけれど僕の好みではなかった。McINTYREは柔らかい音。僕はもっとハードなサウンドが欲しい。
そう言えば以前のブログ記事でNationalが出したNational Reso-Phonic Hot-Plateというピックアップ・システムを紹介したけれど、残念ながらまだ試せていない。
愛用のTriolianにはBarcus-BerryのDobro用マグネット・ピックアップがマウントしてある。僕はBarcus-BerryのDobro用マグネット・ピックアップのサウンドをかなり気に入っていて、出来ればこれをもう一つ手に入れられればなあと思っているのだけれど生産中止で現在は作られていない。中古でいいのでどこかで見かけたらご一報下さい。
そんなわけでBarcus-Berryにはかなり満足しているのだけれども、欲を言えばもう少し膨らみが欲しい。そこでBarcus-Berryと何かをミックスすることを考えるわけなのですが、McINTYREじゃ駄目だし、確かFishmanにもリゾネーター用ピックアップがあったはずだけどあれはビスケット・ブリッジの裏にネジ止めする方式なのでコーンの響きはほとんど拾わないだろうと思う。
そんなことを半年ほどうだうだと考えていたら、今年の二月に来日したJeff Lang(オーストラリアのミュージシャン。Chris Whitleyとの共作アルバムも出ています)のインタビュー記事をたまたま見かけた。
彼はSuproなどのグラスファイバーで出来たリゾネーター・ギターを演奏するのですが、記事には使用機材が載っていて、ボディの中にコンタクトマイクを内蔵しているのだと書いてあった。それとLACEのマグネット・ピックアップ(JeffもLACEが良くないので別のものを探していると言ってました)をミックスして出力しているらしい。
You Tubeで演奏を見ても良いサウンドだったので、僕も彼が使っているSHUREのSM11-CNというコンタクトマイクを試してみることにしました。トップの画像のマイクがそれです。
何度も取り付け場所や角度を変えて試してみましたが上の写真のポイントが一番バランスが良かった。LACE+McINTYREよりぐんとぶ厚いサウンドになりました。アコースティック・ギターやダルシマーでもテストしてみたのですが、かなり使えそうです。
コンタクト・マイクは小型にする必要がある為にコンデンサー・マイクの形式が多いのですがSM11-CNはダイナミック・マイクなので電源の心配もないし、コンデンサー・マイクと違い丈夫なのでラフに取り扱っても安心。
17日が楽しみだなあ!早く大きな音を出したいぞ!

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