週末のライブまでにやっておかなければならないことがあった。
それは愛用のNational Triolianに取り付けてあるペグのメンテナンス。
上の画像はもともとTriolianに付いていたペグです。
たぶんオリジナル・ペグのはずで、先日お会いしたドンさんによるとKluson製ではないかなとのこと。
ぼくのTriolianは1932か33年につくられたものだと思うので既に80年近く使われてきたことになるわけですね。
しばらくはこのペグのまま使っていたのですが、ライブでガンガン使い始めたらガタガタになってしまいました。そんなわけで一年半前くらいだっけな、交換したペグがこちら↓
このペグはNational社から発売されているもので、現行モデルにも取り付けられています。
でもこのペグ良くないです。一年も経たない内にギアが駄目になりました。
見た目はビンテージ風でいいのですが、精度はエコノミークラス程度です。
ドンさんに聞くところによると、このペグは日本製だそうですが……。
オープン・ギアー・タイプのペグを使うならWaverlyを使って欲しいとお願いしました。
ドンさんはギターの価格が高くなってしまうよと言ってましたが、多少価格が上がったとしても精度の良いペグがついている方が良いと思うとぼくは答えました。
ドンさんにペグの調子が良くないことを伝えると、一度試してみて欲しいとメンテナンス方法を教えて貰いました。
他のオープンバック・ペグを使っている人にも参考になると思うので記載しておきます。
1.ギアに少量のラビング・コンパウンド(研磨材の入った歯磨き粉でも可とのこと)を付け、ストリングワインダーなどを使ってギアを高速に回転させる。
2.コンパウンドがギアに行き渡ったら、きれいに拭き取り、機械油を付ける。
ラビング・コンパウンドを使うのがミソですね。
試してみたところ、カクンカクンと歯飛びしたようになっていたギアがスムーズに回るようになりました。
ドンさんありがとう!
でもやはり精度が良くないので、近いうちにWaverlyに交換することになるでしょう。


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